交配の掛け合わせについて
 その個体の持つキャリーの割合により、交配可能なものと不可能なものと随分、交配の幅が異なります。この色とこの色とは交配可能でしょうかと単に聞かれましても、その犬のキャリーの割合自体が分かりませんので、答えようがなく、難しい質問なので、返答に困ります。安易な事は簡単にいえますが、後々で困る事になりかねません。ですから、そういう質問に関しては、絶対的な交配しかお答えする事が出来ません。
 あなたの飼っている犬の幅は、その犬を産ませたブリーダーさんがすべて知っていますから、そこで聞くことをお勧めしますよ。一番無難というか基本というか、そういう交配について記しております。参考程度にご覧下さい。ブラックのみの交配について記載しております。
この文章内の基本色とは・・・ブラックタン・シェーテッドレッド・レッドの優性色のことです。
ブラックタンとしか交配出来ない色
チョコ系(特にチョコクリーム・チョコクリームダップル)・ピュアクリーム・色素が薄い・稀少色・劣性色他
また、ブラッククリームとの交配が可能な色
チョコタン・チョコダップル・シェーテッドクリーム・ゴールド・シルバーダップル・ブラックタンダップル・他基本色。
 その他には、何代も続けての交配は出来ないものや、絶対してはいけないとされる交配などもあります。また他に、目的別による交配方法(犬質向上を考えた方法、単に色のみを考慮して犬質向上を望めない方法、望む色を出す為だけの方法、他)もあります。いろいろな方法があります。それは、ブリーダーさんにより推奨する交配内容は異なりますし、説明される言葉等も違います。また、ブリーダーさんの知識により異なってもきます。
ダップル同士、チョコ同士、ピュアクリーム同士の交配は避けて下さい。
出来るだけ基本色との交配を心がけましょう。



交配時期について

一応JKCの方で公認されている月齢は9ヶ月以上となっています。
しかし、一般のペットで飼っている犬の交配は、1回目は飛ばして、2回目に交配することをお勧めします。

というのは、1歳以内で出産となると、どうしても体も出来上がっていない為に、難産になりやすく、精神面に関しても未熟な為に、子犬の面倒を見ない場合が多くあります。まだ成長段階の為に子数も少なく、奇形も多く生まれる可能性が高いとされています。ですから、体が出来上がってしっかりしてから、その犬の状態を見ながら、その時期を決定すべきなのです。もういいかな、と思ったら交配して下さいね。そして、続けて何回もとる事は体に負担がかかりますので、あまりお勧めしません。そして、難産だった犬に関しては必ず次の時は飛ばして下さい。一応交配可能な年齢は6歳くらいまでですが、3歳くらいまででやめる方が、その犬の将来の健康維持を考えると無難だと思います。

ただ、必ずメスをお持ちの方は、一度は出産の経験をその犬にさせてあげましょう。それに、子宮関係の病気も一回も出産させていない犬に比べると発生する確率がぐんと低くなることも忘れないで下さい。ただ、一度でも帝王切開をしてしまうと子宮が癒着しやすい為、子数が減ることは言うまでもありません。いろいろ考えた上で飼い主のあなたがその犬の一生のプランを作成し、そのプラン通りに毎日の健康チェックと共に進めていって下さい。あなたの飼い犬がいつまでも元気でいられるかいられないかは、すべてあなたが作るプランにより左右されることを必ず覚えておいて下さい。

あせる必要も、今回絶対交配しなければとか考えず、いつでも交配できるのですから、急がず調子の良い交配時期と飼い主であるあなたが一緒にいてやれる時期とが重なる時に交配すべきですよ。交配から出産までは長いようですぐですから、準備も怠ってはなりません。そして、いつも以上に気にしてやって下さい。毎日の調子とか食欲とかいろいろを・・・。出産後の注意点・過ごさせ方・運動の仕方等あなたなりに勉強する事も大切です。

ただ、その時に不安な事があれば、ブリーダーさんに助言を求めることもお勧めしておきます。交配後の係り付けの獣医さんとの連絡も、もちろん重要です。交配するまでに信頼のおける獣医さんや気軽にアドバイスの聞けるブリーダーさんを見つけておきましょう。ペットとして繁殖犬としてではなく、よりよい交配時期を見定めて、あなたの愛犬がいつまでも幸せに暮らせる事を祈っています。最後に出産は新しい命を育む反面、その母親の命をも奪う時があるということを忘れないで下さいね。それぐらい大変な一生で何度かの命を掛けた大仕事なのですよ。決して安易な気持ちで交配しないで下さい。もしかしたら、その出産があなたとあなたの愛犬との最後の別れになるやもしれない・・。別れの時期を早めることになるかも・・・。脅かすつもりはないのですが、それぐらい真剣に考えてあげてほしいから・・・辛いことですが、敢えて真実を知ってもらいたかったのです。

でも、ハッピーになることがほとんどなのですよ。新しい命との出会いですからね。出産ぐらいと簡単に考えるのではなく、真剣に一緒になっていろいろ取り組んであげましょう。そして、せっかく苦しんで、やっとのことで生まれた子犬が天国へ旅立つ悲しい実情もある事も忘れてはなりませんね。安全な出産を迎え、上手な子育てができ、一つの命を守り育むということは、あなたの頑張りはもちろん愛犬の頑張りそして、周りの人々の協力によって成り立つのです。そして、それらすべてが無事に終了したならば、頑張ったね、ありがとう、と愛犬を誉めてあげましょうね。もし、不幸な結果になったとしたら、愛犬にごめんねと、頑張ったね、と声を掛けてあげて下さいよ。それがもし、簡単に考えたあなたの勉強不足や欲のせいだったとしたら、一番の犠牲者は愛犬なのですからね。だって自分の身を削って向かう出産ですもの。愛犬が望んだのではなく、あなたが望んでいるから産んでくれるのですよ。あなたのために・・・。

出産を通して、あなたも愛犬から学ぶことは多いはずですよ。また、出産を終えたら、あなたは人間として一回り大きくなっているはずです。誤解しないで、愛犬をあなたが成長させているのではなく、一緒に成長していくということをもっと実感して下さい。愛犬によって成長する部分があなたにも存在するのです。自分の無力さを思い知らされたり生存競争の厳しさや憤り等を感じる事も多々あるでしょう。

また、もっと尊重してあげて下さい。同じ犬は一匹もこの世の中に存在しないから・・・。あなたの飼い犬はこの世の中でその犬しかいないから・・・。ね・・・。一度きりのその飼い犬との人生をおもいっきり楽しんで下さい。一緒になって出産・育児を頑張った事は忘れられない思い出となるでしょう。そして、あなたは選ぶ事が出来たとしても、犬は飼い主を選べないのですから、老いることとなっても、最後まで面倒を見てあげてください。今まであなたに与えてくれたすべての喜びに対して、報いてあげるべきなのですよ。人の子として・・・愛情をもって・・・いつまでも・・・ね。

最後のほう、違う方向性になっちゃってすみませんでした。出会いの数だけ別れがあります。いつまでも続かない、いつかは訪れることを忘れてはなりませんね。人生とは良い事ばかりではないでしょう。後悔しない飼い犬との関係を築き上げて下さい。


避ける交配についてドルグ独自の考え方

避けなければならないということは、やるべきではないということなのですが、何故と思う方もいると思います。

昔、毒キノコは毒キノコではなかった。人々がそのキノコを口にしたことにより何らかの事態が起こったことにより、そのキノコは食べてはいけないという人間の歴史の中で培われた知識です。何人もの人が犠牲となり、死亡し、初めてその食べ物は、食べてはいけないということとなりました。毒ヘビも同じ事が言えるでしょう。多数の犠牲の元に歴史が刻まれ、人間は生きてきました。そして生きるすべを次世代へと伝えてきた。

同じ事が言えるのではないのでしょうか?初めから避けるべき交配は存在しなかった。何度もその交配をし、失敗をしたことにより、伝え受け継がれてきた。その歴史を信じるか否かはあなた次第ではありますが、もし、どうして?どこがどうなるのか?という疑問があるのであれば、失敗する事が分かっていたとしても、してみる事も一つの経験であり、知識となるであろう。しかし、その失敗に関して何度も繰り返す必要はない。やっぱりと思うかもしれないが、それでもよい。その人がその理由が漠然としている為知りたかったのだから・・・。

でも、その失敗により出来た犬を絶対見捨てるような事はしてはならない。最後まで自分で見届けてあげることが大切です。その覚悟があって、すべき行為なのだ。人間は失敗する事により、知らない未知な事が分かったり、その範囲が絞れたりもする。成功する事もあるかもしれない。その時には、そのすべてを伝えて欲しい。初めから、ダメと決め付けている人もいるから。その人達に伝えて欲しい。そうやって人々は生きているのだから。犬の歴史もそうやって出来上がり、次世代へと受け継がれていくだろう。

遺伝子の研究が進んでいる。しかし、説明できない未知の部分もあることも確かである。よく考えてみて下さい。人間に関する事はいろいろ研究され、犠牲も出しながら、ワクチンを作り、次世代へと伝えられる。しかし、犬に関することは、まだまだ研究されていないのが、現状である。パルボであると分かっていても助ける事が出来ないし、テンパーであると分かっていても、なすすべがない。その犬の生命力を信じるしかない。止めようとすることは出来るが、直す事は出来ない。しかし、近い未来その伝染病も簡単に直す何か良いものが見つかるだろう。それが、獣医学の歴史です。何年かかるかは分からないが、どんどん技術も知識も進んでいる。そういう未来が早く来る事を祈っている。無駄な命などない。命がもっと重要視される時も来るだろう。どんなことにせよ、どんな新しい薬・技術に対してもその影には犠牲になった命があることを私たちは忘れてはならない。遺伝子の研究によりどの位、歴史が進むのであろうか?毎日毎日新しい情報が飛び交っている。そして、新しい歴史を作る為には、いろいろな情報も必要だろう。どんな未来が犬たちには待ち受けているのであろうか?同じ失敗はしてはならないということは決して忘れてはいけない。

ダックスの遺伝学と人間の遺伝学と類似している所がある。遺伝子学から、人間の体の一部を変える事が出来るかもしれない。不運にも障害をもって生まれてきた人間の一筋の希望という名の光になるかもしれない。最近その手伝いを始めました。成功すれば、人類にとって大きな財産となることは言うまでもない。そして、反論する人間がいなかった発明・発見は未だ存在していないことも認めるべきだ。その犠牲こそ今後の人間の進歩・発展という意味で大切な存在であることは言うまでもない。人間とは、進化し文明を築き上げていく生き物だから、生きていく為に重要不可欠なもの、それに伴う犠牲や副産物も当然出てくるであろう。何千年前には遺伝子学など存在すらしていなかったのだから。進化しつづけるという事の重大性にも一目おくべきではないのでしょうか。

一部の事に関して割り切る思いも必要であろう。誰も思いもつかないような発想の転換が鍵となる。すべての発想は疑問から始まる。昔、空を飛ぶことなんて思いつきもしなかったが飛ぶ事を夢見てきたある一部の人間の努力と実現力により成功をおさめた。その裏には幾度となく挫折・失敗もあっただろう。それまでにも、夢で終わった人も多かったはずだ。周りの人々は出来るはずがないと高をくくっていたはずだ。そんなことは成し得るはずがないと・・。あの人間は異常だとか、頭がおかしいとかと、バカ扱いされていたはず・・・。近づくなと罵ったはず・・。しかし、人間は飛ぶ事が出来た。そして、飛行の歴史という時を刻み付け、人々は発明者をたたえ上げた。無理だと決め付け誰も未知の世界に足を踏み入れなければ、今も人間は飛ぶ事さえ出来なかったに違いない。それが、人類の進化であり、創造なのである。そして、人間は成長と共に機械・医学すべての分野において発達が進み、躍進を遂げ続けている。人間の未来・歴史を進歩させる為に、ドルグのダックスが役に立てればいいと考えている。

そういう考え方もあるという事を分かってもらいたい。人間や犬や動物のワクチンも薬もすべて何かによって試され犠牲を出して、その犠牲のおかげで我々の今の社会や繁殖があることを忘れないでもらいたい。そういうことも必要であるという事である。研究を始めたばかりではあるが、今後この遺伝子学について世界で発表することとなるかもしれない。その時には、犠牲となった犬たちに感謝し、手を合わせる人間の存在があることも事実である。必ずしも感心する事ではないのかもしれないが・・・。

しかし、進歩する為には欠かせない事もある。反対にゴミのように機械の目覚しい進歩の為にその産物がすべて浄化できずに苦しむこともあるが・・・。分かってもらいたい。ただ、今のブリーディングとは、まったく別の枠の切り離した所で手伝っているという事も付け加えておきます。これは、遺伝子学の進歩であり、今ドルグが作っている犬質等に関して全然関係がない別の分野でのことということも分かって下さい。一般の方が遺伝子についてどうとかこうとかとは、勉強しようとしても意味が分からないでしょう。知らなくてもよいこともあります。専門的なことは・・・。話が別の方向にいってしまいましたね。すみません。

結論として、ただ頭からダメといいたくはないということが言いたかったのです。出来るだけ避けて下さいという事です。以上のことを考慮した上で、あなた自身が決めた交配を行って下さい。そして、もし不幸な結果となったとしたなら、必ずその責任をとってください。あなたが決めた事なのだから・・・。どうなるか分からないのであれば、人に譲ったりしないで下さい。あなたの責任です。あなたが望んで出た結果に対しての産物を見捨てる事は人として許されない事・・・・。

最後に何がいいたかったのかというと、簡単にいいます。人間社会の獣医学・医学の進歩・発展・文明の中で必要不可欠である事もあるということ。そのすべては人間の意図と度重なる研究・新しい発見により、現代の近代社会がなりたっていること、その中には、数え切れないほどの失敗や挫折・難関・命の犠牲があるということ。

しかし、犬の交配においては不幸な結果になるとわかっていて掛けることは人間のモラルに反するかどうかは、言葉にするまでもないだろう。人間として、命を扱う者として、その常識として分かるはずだ。そして、どんなに小さな動物の命でも、それを糧に今の長く健康に生きられる人間そして、繁殖があるということも忘れてはいけないことである。犠牲もあれば、その犠牲により助かる命もあることも・・・。助かる命の方がはるかに多いという事も・・・。そして、感謝の心をいつまでも・・・。

長かろうが短かろうが尊い命である事に違いはない。どちらの命の方が重いなんてない。そして、これを機に、これからも続けられる医学の進歩の目覚しい発達は、誰のおかげであるのか?誰の為にやるのか?最低限の犠牲であったとしてもその犠牲を出してまで行う本当の意味は何か?ということについて、もう一度考え直してもらいたい。果かなくも散っていった命を無駄にしてはならないが、時に冒険も必要となる。反面、一度した失敗を語られて受け継がれていく重要性も考えて欲しい。二度と同じ失敗を繰り返さない為にも・・。

ただ、未知の世界を開拓する為に、どんなに偉い人でも成功すると信じ冒険するのだから、初めから失敗することは考えないはずだ。人間を未来永劫存続させる為には、目をつぶらなければならない部分もある。しかし、失敗が思わぬ方向での発見に繋がることがある。今まで失敗から学ぶ事も数多くあったのだ。それらも歴史の一部となっている。また、一つの薬を作る事は、容易ではないことも分かってほしい。何度も何度も実験に実験を重ねた上で、より良い薬物を作り出していく。無くなった病気もあれば、治すことが可能になった病気もある反面、病名すら不明の不可解な現代病が新たにたくさんある出現していることも事実だ。そして、その現代病を見つけるごとにその病気と格闘し、どんどん歴史が塗り替えられていくのだろう。

人間は進化していく生き物ですからね。すべての常識は、初めから存在しなかったのです。常識とは人間が歴史と共に作り上げてきたものでしかないのですが、決して安易な気持ちで交配に望まないで下さい。一概にすべてを否定することも出来ないが、中には信じなければならない事柄も数多く存在するのです。

交配時には必ず専門の繁殖者にアドバイスを受けて下さい。冒険をするようなことではない。繁殖者ではないのだから、あくまでも一般のペットでしょ。そして、決して興味本位で交配しない!約束して下さい!危険はおかさないと・・・、お願いします。人間として生きる為にも・・・。人間失格にならない為にも・・・。命を粗末にしてはならない!!!小さな頃から教えられてきたでしょう。

尚、研究のお手伝いといいましても、犬の遺伝情報を知るための血液分析・DNAの検査等に際しての血液採取・一部皮膚採取等でありますので、その犬の健康を害したり、生命に関して、何ら問題はないことをここで付け加えておきます。ですから、よく耳にする動物実験とは全然別の枠内での研究であるということをお知らせしておくとともに、その研究に際しても、段階ごとに分析した結果・真実等をすべて理解しながら進めているとも付け加えさせていただきます。そして、その犬たちすべて、ずっとドルグ犬舎の中で生活をしているということも・・。


 

 
DOLGH KENNEL(ドルグ)
愛媛県松山市浄瑠璃町634-2
TELEPHONE:089-993-6110
FACSIMILE :089-963-2551
E-MAIL:info@dolgh.in
このホームページに掲載された写真等を許可なく複製、転載する事を禁じます。